最小の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術 | Book Review’S ~本は成長の糧~

最小の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術 最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
泉 正人

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-03-03
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★★★★★★★★★☆

現在、上海では会社も具体的な仕事も決まっていないのですが、調査やアイデアを考えることでなかなか時間が作れません。中国語の学習もしないといけないので、日本で仕事をしていた時よりもするべきことが見えてきている感じです。時間がないことに気付きはじめた今日この頃、「最小の時間と労力で最大の成果を出せる」というタイトルに惹かれて本書を購入してしまいました。


実は、来週15日(火)には、本書の著者である泉正人さんをはじめとして、著名なビジネスマン5名が上海で講演会を開催します。5名の中に、「レバレッジ」シリーズで有名な本田直之さんもいらっしゃるということで、即申し込みをしてしまいました。JBN(在留邦人ビジネスネットワーク)という組織を作って活動をされているみたいです。


本書の内容を一言で表現すると、


「仕組み」をつくることで、「作業系」の時間を減らし、「考える」時間を極大化する


となります。他にも詳しく説明したい箇所がありますが、それは後ほど記載します。


まずタイトルにもなっている「仕組み」ですが、本書では


「誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム」


と定義しています。つまり、極端な話、アルバイトでもできるようにしているシステムを構築することがベストな「仕組み」というわけです。そのためには、様々な工夫が必要となります。そんな仕組みを作ること自体が苦痛に思えることがあるかもしれません。もしくは面倒だと感じて手をつけないこともありそうです。そんな時は、


「仕組み」づくりは、将来の自分の時間への投資

「仕組み」をつくることによって、仕事は、単調な日々の繰り返しから次のステージへ進むことが可能となる


と考えることです。


毎日している仕事の約7割は「作業系」になっているビジネスマンが大半だそうです。しかし、今後大きくなる新しい事業や、継続して利益を上げるビジネスモデルを「考える」ことの方がやはり大切です。限られた時間の中で、「考える」時間を作るためには「作業系」の時間を圧縮するしかありません。


「仕組み」をつくる上で、大切なポイントが書かれていました。


1.才能に頼らない
2.意思の力に頼らない
3.記憶力に頼らない


この3点です。何でも記録し、仕組みにすることでコントロールしにくい「感情」や「記憶」の影響を受けにくくすることが重要になるということですね。人間の脳は、パソコンのようには、メモリを簡単に増やすことができないので、大切なことです。


あと、下記は「仕組み」をつくることが上手い人の7つの習慣です。これを僕は心に留めて仕事に取り組んでいこうと本書を読んで決意しました。

楽することにこだわる
シンプルに考える
記憶せずに、記録する
わからないことは聞く
自分の時間を、時給で判断する
うまくいっている人の真似をする
自分を「型」にはめる


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