「できる人」の時間の使い方~なぜか、「時間と心に余裕のある人」の技術と習慣~ | Book Review’S ~本は成長の糧~

「できる人」の時間の使い方~なぜか、「時間と心に余裕のある人」の技術と習慣~

「できる人」の時間の使い方~なぜか、「時間と心に余裕のある人」の技術と習慣~ 「できる人」の時間の使い方~なぜか、「時間と心に余裕のある人」の技術と習慣~
箱田 忠昭

フォレスト出版 2005-11-16
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★★★★★★★★☆☆


みなさんにももちろん、苦手なことはあると思いますが、僕が苦手なものは「整理整頓」です。これによって、仕事がはかどらなくなったり、探す必要のないはずのものを探す羽目になってしまったり、何より頭の中がぐちゃぐちゃになってしまいます。現在の課題である「わかりやすく話す」ためには、頭の中をスッキリとさせることが必要不可欠だと思うのですが、そのためにはこの「整理整頓」の能力を身に付ける必要があると痛感しています。

時間管理という言葉がありますが、僕もこの言葉に魅入られ、身に付けたい・身に付けないといけない、と思っていました。しかし、時間とは管理のできないものであると述べているのが本書です。それでは何を「管理」することによって、人生を効率的に充実したものへとすればよいのか。それは「行動」だというわけです。

また「時は金なり」ではなく、「時は人生なり」となります。お金は増やすことができますが、人生(寿命)を増やすことはできません。この考え方は言われてみれば納得のいく、そして大切な考え方であると思います。

本書では、当たり前のことしか書かれていません。しかし、その当たり前のことをするだけで、仕事は家庭はプライベートはそして仕事は飛躍的に良くなります。といっても、そもそもそれができれば苦労しないよ・・・と嘆いてしまいそうですね。簡単に本書に書かれていた手法を羅列していきます。

【計画を実行するための七つのテクニック】
1.同時処理する
2.期限をつけて処理する
3.タイムロックの実行
4.すぐやる習慣をつける
5.電話、メールのプランニング
6.もっと他人に任せる
7.最初の四分間に全力を


タイムロックとは、誰にも邪魔されない自分のためだけの時間を指します。これらの七つの中では4と7がすぐにできるもの、且つ効果的なものだと思うので、早速取り入れていきます。

「時間泥棒」を排除する十五の対策の中からいくつか抜粋
・毎日のルーティンワークを決める
・早起きの習慣をつける
・期限を設ける
・やりたくない仕事を先へ延ばすな
・「好楽円」の仕事をあとにする
・計画的に休み時間を定める
・完全主義者にならないこと


この中では、「すぐやる」に通じる、やりたくない仕事を先へ延ばさず、「好楽円」の仕事をあとにすることが重要になってきそうです。

時間は目に見えにくいだけであって、さまざまな工夫によって目の前に姿を現してくれます。それができるのか、できないのかが人生の明暗を分けるのかもしれません。無意識にそれが出来るほど天才ではないので、意識して実践していかないといけないですね。

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