ゴーンテキスト ビジネスの教科書 | Book Review’S ~本は成長の糧~

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カルロス・ゴーン

文藝春秋 2006-12-06
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おすすめ平均

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★★★★★★★☆☆☆

今日は祝日ですが、うちの会社は出勤です。といっても通常業務をするのではなく、一日事業部研修でした。今日のメインテーマは事業部理念です。事前に自身が考える事業部理念を持ち寄った上で、議論を行い、リーダー以上で出した理念が伝えられました。自分の考えていた理念と99%合致していたので、かなりスッキリ!だったのですが、自分がもし違った理念を考えていたらかなり納得するのは時間がかかったのではないかな、と思います。

バラバラの考え方、人生設計、価値観を持った社員をひとつのベクトルに束ねて強くするためにある”理念”。関わる全ての人が納得する必要があります。学生時代から理念ではいろいろと苦労をしてきましたが、社会人になってその経験が活かされてよかったです。

前置きが長くなってしまいましたが、本日ご紹介する本は「ゴーン・テキスト」です。この本は英語と日本語で書かれており、カルロス・ゴーンのスピーチが入ったCDもついています。いわずと知れた、日産を立て直した敏腕経営者のカルロス・ゴーンですが、著書を読むのは初めてでした。

初めてということもあり、カルロス・ゴーンの経営に対する信念、方針はとても刺激的でした。リーダーの持つ役割、必要な要素は「最高のリーダー・マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと」を読んだばかりなので、違った視点を得ることができて良かったです。そして、より実践的で具体的な役割=チームのために勝ちたいと思うこと、実績をしっかりと上げている(コミットメント)ことの二点は頭にスッと入ってきました。

もうひとつリーダーとして必要不可欠な要素として”人とつながる”能力に触れられています。これは先天的なもの、もしくは幼少・青年期にある程度は性格として形成されますが、必要とされるのあれば努力して身につけないといけない能力であると再認識しました。

書籍の内容はゴーン氏が会議や講演で話したものなので、口語体で読みやすく、わかりやすいです。その分、文体に重みがなく物足りなさを感じるかもしれません。

まだ、英語の部分(内容は日本語とそんなに変わらないみたいですが)とCDは聞いていないので、他の本を読みながら時間を見つけて消化していこうと思います。

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