ぼくだけの☆アイドル | Book Review’S ~本は成長の糧~

ぼくだけの☆アイドル

ぼくだけの☆アイドル ぼくだけの☆アイドル
新堂 冬樹

光文社 2006-08-22
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★★★★★★☆☆☆☆


一昨日も風が強くて寒いと書いたのですが、今日はそんなものも比較にならないほどの強風でしたね。風に体が押される感覚を味わったのは久しぶりでした。大半の人が送る三連休ですが、うちの会社は今日だけが休みでした。連休でないと、気づけば休みが終わってしまいますね。接客業や飲食店などの不定期の休みの方は大変だなと思います。

今日は、「ぼくだけの☆アイドル」です。同期とBOOK OFFに立ち寄って、本を探していた時に正月にドラマをやっていたというのを聞いて興味本位で購入しました。新堂さんの作品ははじめて読んだので、こういう作風なんだ!と驚きました。

昆虫ショップでアルバイトとして働く27歳、彼女なしの”あきお”。”みーちゅん”というアイドルにひとめ惚れをして、心の中で相思相愛だと勘違いして過ごす日々の暮らしが描かれています。

なんていうか典型的なダメ男が作中に描写されています。ポジティブな思考(妄想)、次々と口から出てくる嘘、冴えない外見、汚い部屋など。そして日々の生活を惰性でやり過ごす人生。

読み物としては非常に浅く、一時間もあれば読み切ることができます。映像化すれば面白い作品だと思います(だからドラマ化されたんですね)。特に何か学んだとかためになった、というものはないのですが、少なからずこういう人種はいるんだということを認識させてくれました。

クスッと笑える箇所や結末は無理があるものの、全体的なストーリーとしてもダレることもなく読める一冊です。

毎日更新ということで、こういったライトノベルでしのぎながらの更新になってしまいますが、継続が大切なので気にしないで頑張ります。

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