最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと | Book Review’S ~本は成長の糧~

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと 最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと
マーカス バッキンガム Marcus Buckingham 加賀山 卓朗

日本経済新聞社 2006-01
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おすすめ平均

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★★★★★★★★★★


今日は本当に寒かったですね。そして朝は地震とともに目覚めました。阪神大震災を経験しているので、本当に地震は苦手です。今日も5分ぐらいなんともいえない不安でベッドの中でボーっとしていました。今日は勤務中の事業所で中途採用の面接が行われました。といっても大げさなものではなく、マネジャーが1対1で面接をした後に、適正テストをするというものです。新しいメンバーを増やすために上司が動いているというのは刺激になります。

その尊敬するマネジャーの推薦する書籍の第一弾が本書です。推薦された本だからひいき目に読んでいるというのも多少はあるのかもしれませんが、それでも個人的には久しぶりに出会えた良書でした。タイトルのままに、”たったひとつのこと”が書かれているというわけではなく、マネジャー・リーダー・メンバーのそれぞれの役割について説明をしながら、成功するために必要な”それぞれのひとつのこと”が書かれています。

たしかに、全ての人にとって”たいせつなひとつのこと”となると、抽象的で網羅するようなものでないといけなくなってしまい、自身の具体的な行動に落とし込むことができないので、その点は非常にわかりやすかったです。

構成としても、組織からマネジャーとリーダーの違いに触れ、その後にマネジャー・リーダー・メンバーの順に”たったひとつのこと”とは何なのか書かれているので読みやすいです。かつ、改めて読み直す時にもどこを読めばよいのか明確です。

社会的に成功している人が良く言うことに、「早く成長するためには上の立場なら自分はどうするのか考えながら行動する」というものがありますが、それで考えると自分にとって身近なのはリーダーでした。そこで、帯に書かれている文章が非常にこれから直近で自分にとって必要になってくる考え方であると認識しました。そのまま抜粋すると、

リーダーは、情熱的でなくても、魅力的でなくてもいい。
弁舌に長けていなくてもいい。
どこをめざしているか、いま何をすべきかだけをはっきりと示せればいい。


つまりは”明確”であれ、ということです。今の自分にとってかなり優先度の高い課題として、物事をシンプルに伝えるというものがあります。自分の考えていること、伝えたいことをより短く、わかりやすく伝えるためにはどうすればよいのか試行錯誤しています。

脱線してしまいましたが、全てのことが丁寧に、事例を持ち出しながら書かれています。そして結論や本の袖に書かれているまとめで再度確認できます。

月に1度はさらっと読み直して、確認していきたい一冊です。やはり、尊敬する人が推薦する本を読むというのは効率的ですね。

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